台風一過のゴーヤチャンプルー
台風17号が通過した昨日は、夕方から風雨が強まった。特に夜半過ぎには、ベランダに吹き付ける風が網戸を吹き飛ばすのではないかと思えるほどの猛威をふるい始めた。
何時ぞやのように強風で網戸が外れたら一大事だと、すぐに窓を閉め切った。
今朝、台風一過の爽やかな光にあふれるベランダに出てみると、昨夜の強風で落ちたと思われるゴーヤの実が2つ転がっていた。ゴーヤの蔓はとても丈夫で、手で引っ張ってもなかなか切れないのだが、そうとう強い風にさらされたのだろう。
緑のカーテン自体は問題なくつり下がっているが、強風でこすれ合った葉っぱが変色してしまい、全体としてしおれ気味で精気に乏しい。じょうろで水をやりながら点検すると、バジルもシソも葉っぱの変色した部分があった。
落ちた2つの実を拾い、あわせて成っている実も幾つか切り取った。形は小さいが、この時期になると大きくなる前にオレンジ色に熟れてしまうのだ。水で洗ってからビニール袋にくるんで、冷蔵庫に入れた。
今晩は台風一過のゴーヤを使ってチャンプルーを作った。そういえば、ノーマルなゴーヤチャンプルーは、ほとんど作っていなかった。
ゴーヤ、赤ピーマン、木綿豆腐、卵、ボロニアソーセージ、ナンプラー
ゴーヤは小粒ながら、みずみずしく食べ頃だ。
ランチョンミートの代わりにボロニアソーセージを使う。いつものスーパーでスパム缶が売っていたが、600円である。あれを初めて食べた時には、その塩加減に絶句したものだ。隣には「減塩」をうたった缶詰も並んでいたが、高すぎる。
木綿豆腐はペーパータオルにくるんでレンジで3分加熱した後、皿で挟んで重しをのせて水を切る。
まずサラダ油で、焼き色が付くまでソーセージを炒める。
スプーンでちぎった豆腐を入れる。ほのかに豆腐が色づいたらゴーヤを入れる。
ここでいったん、ソーセージとゴーヤを取り出した方が良かったかもしれない。その方が短時間でゴーヤを炒めることができたはず。
赤ピーマンと溶き卵を入れ、ざっくりとかき混ぜたら、味付けのナンプラーを鍋肌から回し入れる。数回、鍋を振ったらゴーヤチャンプルーの出来上がり。
暑さが一段落した秋口に食べても十分美味しいゴーヤの苦み、青っぽさ、歯ごたえ。もうしばらくすると来年の初夏まで食べられなくなってしまう。
炒めた豆腐にはナンプラーのコク塩味が染みている。久しぶりに食べたボロニアソーセージは、何かヤバイものが入っているのでは、と思えるほど美味しい。炒めたボロニアソーセージだけで丼飯を食べたい誘惑を感じる。
ゴーヤの緑のカーテンも、そろそろ撤収する時期にきている。小さい実はいくつも成っていて、黄色い花も開いているが、下の方から葉が枯れ始めている。あまりみすぼらしい格好にはしたくないし、今度の週末か、その次かな。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません