【クリスマスチキン狂騒にあえて】ビーフシチュー
生粋のチキン好きの私としては、この日に限ってチキン、チキンと喧しいわい、と思ってしまうわけである。
毎年この日に、スーパーの総菜売り場で山積みになっている鶏もも肉の骨付きローストは、私が子供の頃の一番の御馳走であった。誕生日には、鶏もも肉のローストが皿にのっているだけで満足だった。大人になってから好きな時に好きなものが食べられるようになっても、そんな気持ちは変わらない。
やがて自炊をするようになると、御馳走を買い求めて手に入れるのが安易な行為に思えるようになった。しかしオーブンがないので、いまだに鶏もも肉のローストを作れないでいる。
そこで、今日はあえて普段は滅多に買わない牛肉を使うことにする。必殺の圧力鍋を使った煮込みシチューだ。
カレー用牛肉、牛スジ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、セロリ、キウイ、マッシュルーム、デミグラスソース缶、トマト缶、赤ワイン、コンソメキューブ
普段は気にしない牛肉だが、いざ買おうとすると、鶏や豚肉に比べると法外な値段がつけられている。カレー用のブロック肉と牛スジを買うとことする。
牛スジは五分間ほど下茹でしてから切り分ける。
今回、牛肉を軟らかく煮る方法として参考にしたのがこちら。
ビーフシチュー 特売肉を軟らかくするには? :日本経済新聞
キウイと一緒に漬け込むとすごくやわらかくなるらしい。
下茹でした牛スジと、カレー用の牛肉を、赤ワイン 200mlとすり下ろしたキウイ1個で漬け込むこと約2時間。
オリーブオイルをひいた圧力鍋で牛肉と牛スジを炒め、ニンジンとセロリを入れる。
水 300ml、タマネギ、ローリエを入れたら加圧20分間。自然冷却後ふたを開ける。
マッシュルーム、ジャガイモ、カットトマト缶を入れて再加圧を5分間する。
デミグラスソース缶とコンソメキューブを2つ入れ、10分間煮込んで塩と胡椒で味を調えたら出来上がり。
牛肉、牛スジ、ジャガイモ、ニンジン、すべてが舌でつぶれるほどやわらかい。トマトの酸味がきいたスープは、色々な旨味が凝縮されて、優しい味だった。ガーリック風味のパゲットをトーストして添えたが、一皿のシチューとパンだけで、十分満足でした。
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