ぬか漬け開始/アジの干物と漬物の混ぜご飯、新ごぼうのきんぴら
ぬか漬けを始めようと思った。
自炊をする者にとって「ぬか床」はとても強力な武器となる。
特筆すべきは、まずその手軽さ。
前の晩か、朝出かける前に野菜を突っ込んでおくだけで、晩飯にはおいしいぬか漬けが食べられる。
ドレッシングをかけたサラダを作るより簡単だし、毎日でも食べ飽きない。
スーパーで漬物を買うよりも安上がりだし、何より既製品より断然おいしいのが一番のポイントだ。
もちろん身体にもおいしい発酵食品をバリバリ食べられるというのも、ぬか床オーナーの特権だ。
必要な道具類も簡単なものばかり。
ある程度の大きさで密閉できる容器(タッパーウェア、琺瑯容器、かめなど)、米ぬか、塩、水、そして唐辛子くらい。
これまでの自炊生活の中で、私も何度もお世話になってきた。
そして何度も挫折してきた…
ぬか漬けライフを成功させる唯一にして絶対の秘訣は毎日かき混ぜることである。
1回では簡単な単純作業も、毎日必ず繰り返すとなると難易度が格段にあがるものである。
私の経験を言えば、これまでに夏の猛暑を乗り越えられたためしがない。
暑さ対策として容器ごと冷蔵庫に入れるにしろ、
手を抜くことはイコールぬか漬けパラダイスの崩壊につながると心すべし!
と志も新たに、今年はぬか漬けに再チャレンジすることにした♪
生ぬか 1kg、水1L、塩 130g、唐辛子、昆布、琺瑯容器、小松菜(捨て漬け野菜)
鍋で水を沸かし、塩を溶かして冷ましておく。
大きいボールにぬかを入れて、塩水を何度かに分けて入れながらよく混ぜていく。
まんべんなくしっとりしたら、唐辛子と昆布を混ぜ込みながら琺瑯の容器につめる。最初の発酵を促すための捨て漬けとして小松菜も押し込んでからふたをした。
この後は朝と晩の2回、底まで手を入れてしっかりとかき混ぜる。
ぬか漬け開始から3日目、捨て漬けの野菜(冷蔵庫に眠っていた大根の切れ端も入れた)を取り出し、新たにキャベツの外葉を漬けた。
捨て漬けは塩辛くて、ぬかくさいだけでおいしくはないのだが、食べられないこともないだろうと、食材としてみる。アジの干物を焼いてほぐした身と一緒に、混ぜご飯にしてみた。
あとはおいしそうな新ごぼうが出ていたのできぴらと、塩もみしたミョウガをのせた冷奴だ。
捨て漬けにした小松菜と大根、アジの干物、新ごぼう、ピーマン、ニンジン、ミョウガ、豆腐、ごま油、醤油、みりん
新ごぼうは斜め切りにしたあと重ねて細切りにして水にさらす。ニンジンとピーマンも細切りに。
アジはグリルで焼いて皮と骨を外し、身をほぐす。
ミョウガは薄切りにして塩少々でもみ、豆腐にのせて醤油を少々たらす。
捨て漬け野菜は刻んでから再度水で洗い、しぼっておく。
ごま油を熱して新ごぼうから炒める。ごぼうに油が回ったらニンジンを加える。
大豆玄米ご飯に、刻んだ捨て漬け野菜と、アジの干物のほぐし身をのせたら出来上がり。
小松菜と大根は水で洗っても塩辛さとぬかのにおいが強く残り、ぬか漬けのかおりには程遠く、酸味もない。『捨て』漬けという名は伊達ではないぞ。
新ごぼうのきんぴらは、薄味なれど、かおりと歯ごたえがしっかり目で、なかなかおいしくできた。
⇓今回、ぬか漬け再チャレンジで購入したもの♪
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